【応募と選考1:履歴書編】字も中身も上手でなくていい。 大事なのは「ていねい」であること。
カンタンだけど、
一生懸命さが伝えられる左ページ
「よし!この会社に応募するぞ」と決まったら、
いよいよ応募の手続きに入ります。
まずやるべきことは、履歴書の作成。
履歴書を書いた経験がある人も、見たことがないという人も、
まずは履歴書を手に入れて内容をジーッと見てみましょう。
「フムフム。なんだ、名前とか生年月日、住所とか、簡単やん」
と、あなどってはいけない。
名前なんか定期試験でも書くし、住所だってすらすら書ける。…と思って、いつもの調子で書いてしまうと、マズイ結果になる可能性もある。
なんで?
このカンタンそうな項目にこそ、キミの「やる気」とか「本気度」とか「誠実さ」「まじめさ」なんかが、現われるからです。
いい加減に書いた文字と、きちんと一生懸命書いた文字。
履歴書を受け取った時点では、応募先の採用担当者はキミのことを何も知らない。
文字と顔写真だけで第一印象を抱くことになる。
そこに書かれている文字から受けるインパクトは、小さくないのです。
面接官や採用担当者に、
「はじめまして。よろしくお願いします」
という気持ちを込めて、一文字一文字、ていねいに
書きましょう。
「字が下手な自分は不利」なんて思わないでくださいね。
大切なのは字の上手い下手ではない。
仮に上手とはいえなくても、一生懸命書いた字がプラス評価につながることだってある。
実際、何人もの採用担当者がそうおっしゃっているのを、私たちは聞いてきました。
「自分ってこんな人」と
わかってもらえる右ページ
事実をそのまま書けばいい左ページとちがって、
履歴書の右側は「資格」「趣味」「志望動機」とか、欄の項目があるだけ。
自由記述って、一番難しいですよね。
書き方の一例をイラストで紹介しておくので、参考にしてください。
こちらも氏名や住所を書くとき同様、
ちょっとしたセオリーがあります。
それは「空白をつくらない」こと。
☆応募先の企業と関係ない資格でも入れておく。
☆近々取れそうな資格があるなら、「●●資格の取得に向けて勉強中」としておく
☆「資格は持っていないから空白」ではなく、
「特にありません」と一言入れておく。
これだけでもきちんとした印象を与えられます。
趣味、所属クラブも
「読書」「野球部」と一言だけでは、
キミがどんな人なのか伝わらない。
「海外のSF小説が好きです」、所属クラブなら「中学校、高校と野球を続けています」「外野手としてレギュラーで出場しました」など、活動の様子がイメージできるような情報を入れておこう。
最後に志望動機。ここが最難関かも。
「実は家から近かったから…」というのが一番かもしれないけど、
それ以外にも、ここで働きたいと思った理由があるはずです。なぜ自分がそう思ったのか、自分研究でしたときのように、トコトン追求して、見つけだしてください。
どう?
履歴書って、結構大変で奥深いと思いませんか?
一枚、仕上げるだけでもふ~っと汗だくになるかもしれません。
キミという人格が凝縮されている書類だから、重くて当然。
ペラペラの紙だけど、人生を決める大切な一枚、それが履歴書です。